私が歯科医になったきっかけ

私が歯科医になったのは、父の影響です。同じく私の父も歯医者であり、矯正治療を千葉県でいちばん最初に行ったドクターでした。父は本当にまじめな人でしたね。
今でもよく覚えているエピソードがあります。
それは、もう50年ほど前、私が小学3年生の頃の話です。大晦日の夜、「歯の神経が腫れてしまって痛みがひどい、今すぐ治療して欲しい」とおっしゃる患者さまがいらしたんです。大晦日ということもあり、治療を断ってもいいような日でしたが、父はその患者さまを受け入れました。治療室にすぐさま案内し、応急処置を施したんです。痛みがスッカリ取れた患者さまは本当に喜んでいたのを覚えています。
また、父は休みの日は必ず学会に出席していましたね。多くの患者さまに信頼されるようになってからも、勉強を欠かしませんでした。おかげで今でも「あなたのお父さんの治療はすばらしかった」とおっしゃってくれる患者さまもいるほどです。
決して患者さまを裏切らなかった父。常に患者さまのことを考えていましたよ。私の治療の根底にあるのは、そんな父の後姿があると思っています。




