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2010年7月16日

3歳のKちゃん(女児)がお母様に連れられて初診相談で来院されました。

結論から先に言うと、まだ全てが乳歯で治療開始時期ではありません。噛み合わせ状態を1年後に見せて下さるようお話しました。

治療は早くて7歳、普通は8歳頃に上下顎前歯が4本ずつと、6歳臼歯(第1大臼歯)が生え揃ってからで大丈夫と話したところ、お母様も一安心した様子でした。
 
始め予約が入った時に、3歳でちゃんと物事が理解出来るのだろうかと心配していました。
果たしてKちゃんは始めは相談室にも入らずに、待合室でお口の中も見せてくれず泣くばかりでした。

そこへ歯科衛生士のSさんがとっさの判断で診療で使うゴム手袋を風船のように膨らませておもちゃとして差し上げたところ、乳牛のおっぱいのような風船がすっかり気に入り、泣き止んでご機嫌も良くなりました。

記念写真を撮ろうと院長も腰をかがめて目線を同じにして話しかけたら、素直にお顔とお口の中の写真を撮らせてくれました。噛み合わせは上下前歯の前後的ずれのオーバージェットが マイナス1.5mm、上下的かぶさりが+1mmの反対咬合でした。

お母様は治療はいつ頃から始めれば良いのか、治るのかを心配なさっていましたが、院長の説明を聞いて一安心したご様子でした。

なるべく早期に見せて頂きたいと言う根拠は以下のとおりです。

① 治療開始までに、虫歯や歯周病を作らないように食習慣や歯磨きのしかたを覚えて頂く。まだ一人では無理なので、「仕上げはお母さんまたはお父さん」の責任は重要です。

② 受け口などは早期に改善させないと、上顎の発育抑制や下顎の過成長による真性下顎前突になりかねません。

③ 出っ歯を治すのに永久歯を抜きたくないならば、下顎の成長発育を利用したり、上顎の発育を抑制することで治ることが多いのです。

④ 前から5番目の第2乳臼歯は後から生え替わる第2小臼歯よりもはるかに大きいことは意外に知られていません。
デコボコの不正咬合などを、永久歯を抜かないで治すための鍵を握る歯と言っても過言ではありません。

⑤ 今回のKちゃんのようにどこかの医者や歯医者で一度痛い思いをしたり、嫌な経験をすると、本当に治療が必要な時に医者や歯医者嫌いで治療が上手くいかないことがおきるのです。医者や歯医者の所に喜んで行く人は殆どいません。

今回のKちゃんのように歯医者さんは楽しくまた遊びにいきたい...と思っていただくことも治療を成功させる重要な鍵を握っています。

⑥ 歯科医師の一部には、歯並びや噛み合わせの異常を心配して相談しても、永久歯に生え替わったら紹介してあげましょう、と先送りされることかあるようです。しかしそれでは顎の成長発育を利用したり、永久歯を抜かない治療をするには手遅れなのです

お子様の歯並びや噛み合わせの異常に気付いているとしたら、迷わず一度拝見させて下さい。
                               
                                 院長記

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もぎ矯正歯科医院 院長 茂木 正邦

もぎ矯正歯科医院
院長 茂木 正邦

医師歴36年、今まで約4500症例の矯正治療を経験してきました

少し大げさかも知れませんが、これだけ長く矯正治療を行っていると、見たことがない症例がないわけです。

どんな難症例の患者さんでも、似たような治療を過去に成功させてきたんですね。ですから、ぜひ安心して治療を任せて欲しいと思っています。

当院では、日本矯正歯科学会の「専門医」「認定医」「指導医」の資格をもった私をはじめ、高度な技術を持ったレベルの高いスタッフたちが治療を行っています。